(健康)日本人は日本食を【雑記】

雑記

長い歴史の中でできあがった体に合った食事

 みなさん、お金、時間、健康のどれが一番大事ですか?そんなの全部大事ですよね。

 今回は、健康についての投稿です。タイトルのとおり、「健康のためには日本食を食え」という論調で進んでいきます。「てめー、このやろう、大のパン派の俺に喧嘩売ろうってのか?」と気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひお付き合いください。

 ということは、このブログを書いている自身もごはん党となります。というよりももう、米食原理主義者といっても過言ではないかもしれません。

 私は現在40代のサラリーマンですが、20代、30代の頃なんて、家で米を炊いて食うなんてかったるいことなどできませんでした。日々の激務、日々のタイトな生活、日々のストレスで食事は三食すべて購入するか外食で済ませるか。口に入れるものも、惣菜パン、菓子パン、麺類、ひどいときには菓子類で終わることも(今思い出すだけでもゾッとします)。

 よくこんなしていたなと思いますが(もしかしたらその頃のツケがそろそろ効いてきそうで怖いのですが)、現在は三食すべて自炊で、それも必ず日本食です。

 急に食生活を変えたわけではありませんが、なんとなく「そろそろ歳だし、体にガタも来そうだし、質素な食事にしてみようかしら」という程度で変えてみました(何度も元に戻りましたが)。

 そんな中、いろんな記事や動画を見ていると、「昆布やワカメなどの海藻を体内で消化する酵素を持つのは日本人(と東アジアの一部の地域の人たち)に限られる」と知りました。

 大きな驚きでしたね。つまり、長い間海産物の一部である海藻を生きるために摂取してきた人々と、そうではない大陸の人々とでは体内のつくりが違うというわけです(現に海外でも寿司は好まれますが、海苔は敬遠される傾向にありますよね)。

 どれくらいの長い時間でそのような体ができあがるのかは知りませんが、民族ごとに自分の体に適した食事があるということになります。そうすると、「日本人の主食は小麦ではなく米がいい?」という疑問にもぶちあたります。

 日本列島に住む人々が生きるために主として摂取してきたのは「お米」です。少なくとも学校で教わる程度の知識では、稲作開始が紀元前4〜3世紀だと言われています(なんだか最近はそれよりももっと昔から稲作はあったという声が広がってきている気がしますし、私もその論を支持します)。ということは少なくとも、およそ2300年の間は日本人の食事の中心は米だったということになります。

 ではパン食(などの小麦文化)が我々日本人の食生活に流入してきたのはいつでしょうか。程度の差はあれども、本格的にパン食が席巻してきたのは戦後ですから、まだ80年も経ちません。

 つまり我々日本人にとってみれば、

 米→すくなくとも2300年くらいの付き合い

小麦→80年くらいの付き合い

となるわけです。2300年程度の時間が体に与える影響はよくわかりませんが、しかし少なくとも我々の祖先が2300年間選び続けてきたエネルギー源は米だということになります。

米とパン

 いくつかのソースにあたって、上記のようにパンとごはんの栄養価(金額も)まとめてみました。(ソースによっては、数値に結構なばらつきが見られました)

 まとめてみて、大きな収穫だったと思えることは、「あ、あんまし大差ないじゃん」ということですwww。

 健康食のイメージが強い米ですが、1食あたりの栄養価はパンと比べてどっこいどっこいという結果でした。

 しかし、ここからは自身の見解(偏見、こだわり)となりますが、パンを食べるうえで付随する点には、少し難点と言える部分があります。

 ① マーガリン

 ② 副食

 ①のマーガリン。バターを塗る人もいらっしゃいますが、やはり高くて手が出ずマーガリンで妥協する方もいらっしゃると思います。しかし、マーガリンに多く入っているトランス脂肪酸の体への影響はもうほぼ世の人に認知されていると思います。また、外国では禁止しているところもあるようです。さらに、パンの中にはすでに原材料としてマーガリンが入っているケースもあります。

 ②の副食。パンに添える副食ですが、昔から野菜サラダ、ハムエッグやソーセージなどが一般的ではないでしょうか(最近は忙しい方も多いので、パンにマーガリンやジャムを塗って済ませる方の方が多いかも)。野菜サラダにかけるドレッシングには植物油が含まれます。またハムやソーセージを焼くときにはここでまた植物油が登場しますし、ハムやソーセージなどの加工肉には必ずと言って良いほど、多種の添加物が含まれ、とくに発色剤の亜硝酸Naは避けたいところです。

 一方、主食を米とする場合、米と同時に何を摂取するでしょうか。以下は、「忙しい現代人が米と一緒に無理なく用意できるもの」という観点でまとめました。

 ① 味噌汁

 ② 漬物

 ③ 納豆

 ④ 他(昆布などの佃煮、イワシや鯖の缶詰、ごま塩など)

 ①〜④は近所のコンビニやスーパーなどで安く購入できます(自身は、①はダシ粉を、②は全てを、④は佃煮などを自作しています。休日に1時間以内でできます)

 特徴的なのは、上記のような簡単な内容の中で、きちんと必要な栄養素(別記事 【貯蓄】低食費は健康的 を参照)の多くを摂取できます。

しかも、お米には余計な添加物は入っておらず、炊飯時に水を含むのみ。非常にきれいなエネルギー源です

 また、②〜④も冷蔵庫や台所に常備できるものばかりで、手間もかかりません。夜に寝る前にしっかりと炊飯器のタイマーをONにしておけばいい話です(ガチ激務だった日はこれも億劫になりますが)。

自身の食事は、このイラストに納豆、魚の佃煮が加わる程度です。

「生きるための食事」と「快楽のための食事」

  なんだか怪しい見出しですが、食事には「生きるための食事」と「快楽のための食事」の2種類があります。(別の記事でも書きましたが)

 生きるための食事は、元来日本人が取り続けてきた食事です。米と味噌汁をベースとして、野菜、魚、豆、海藻などがあれば生きていけます。

 刑務所の中の食事って、非常に質素ですよね。あれは生きるための食事を日々の献立にしているからですね。(だから、出所後、非常に理想的な健康体として娑婆に復帰するということがよくあるわけですね)

 一方、快楽のための食事は、油、砂糖、肉類などがふんだんに使われて、口に含めると「ああ〜、ともう舌がとろけそう……。」と思えるくらいに多幸感を感じるものです。

 これはたとえばめでたい日のケーキ、週1回1食に焼肉というのはいいですが、日々の食事に、「昼に天丼大盛り、おやつにシュークリーム、夕食は(仕事のストレス解消に)焼肉」など取り入れていたら胃腸が悲鳴を上げそうですね(いやー、もう思い出したくもない日々)。

 自身も粗食だけだときついので、週1日1食のみ好きなものを食べるようにしています。

 食生活を変えた当初はさすがにきつい。しかし、やはり習慣化ですね。そのうち、この生きるための食事とも言える質素な日本食がおいしくておいしくて、と感じるようになりました。(とくに朝食)

 今回は、コラム的に資産形成というテーマとはすこし逸脱した内容でしたが、非常に重要なことだと思い投稿しました(というか、健康って非常に大事な財産ですよね)。

 また別の機会に、自身の粗食生活維持のための工夫(と言えるほど立派なものではないもの)を投稿できればと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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